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発達障害twitterアンケート「発達障害は障害じゃない」と答えてくれたあなたへ

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みなさんこんにちは!

この記事は、先日のTwitterアンケートにて、「発達障害を障害と呼ぶのがまず違う」と答えてくれた方への回答記事となっています。

この度は、Twitterアンケートにて、たくさんの方々にご協力いただき、誠にありがとうございました!

発達障害を障害と捉えていない方の共通点

発達障害は障害なのか?

発達障害を障害ではないと考えている方の多くが、自身の発達障害と呼べれるものに対して、そこまでネガティブなイメージを持っていません。

そして、これはとても素晴らしい事です。

しかし、障害と呼ばれるには、必ず理由があるはず。

なぜ、障害と呼ばれるようになったのか?

それには、以下の様な理由があります。

発達障害の起源

皆さんは、発達障害の起源について、ご存じでしょうか?

時は、1963年のアメリカまでさかのぼります。

以前から、ケネディ大統領が推進していた福祉政策方針や、アメリカ精神薄弱協会などの民間団体の運動のおかげで、アメリカ公法という法の中に、正式に認められ記載されました。

その時、発達障害は「developmental disabilities」として、記載されています。

その結果、医学的な障害概念の一つと見なす医学・心理学の研究が盛んとなり、頻繁に発達障害という用語が用いられるようになりました。

発達障害とWHO(世界保健機関)

そして、発達障害の定義、概念は正式に認められ、
WHO(世界保健機関)が制定しているICD(国際疾病分類)にて、
以下のように分類されています。

  • 機能障害(impairments)
  • 能力障害(disabilities)
  • 社会的不利(handicaps)

この中で、現在、発達障害と呼ばれる方々は、

  • 能力障害(disabilities)
  • 社会的不利(handicaps)

この二つに当てはまっているのです。

そして、これを簡潔にまとめると、
発達障害者本人が社会的・経済的な不利益を受けやすいこと。
親密な対人関係を築き難い為、他者に迷惑を掛ける可能性があること。

とされています。

「ADHD、発達障害は正確な判断基準が無い。」
と言われがちですが、これが正確な判断基準なのです。

それも、科学的な根拠に基づいたもの。

発達障害は障害だとしても。

どうですか?
このように、歴史と共に生み出された結果が、私たちの障害である「発達障害」です。

決して、「障害と呼ぶ事が間違い」というわけではありません。

しかし、「障害と呼ぶのが間違いだ」と思う事はとても大切な事。

絶対に捨ててはいけない、大切な考え方なのです。

発達障害は障害か、障害ではないか。

発達障害が、障害では無かったとしましょう。

それで、あなたの人生にどんな影響が出てくるでしょうか?

何か、大きな違いはありますか?

そうです、無いんです。

発達障害が障害か、障害ではないか、なんて事は正直どっちでもいいんですよ。

それは、いわば形が変わるだけで、あなた自身は何も変わりません。

だからこそ、「自分は障害者だ」なんて思う必要もありませんし、結局は、そこからあなたがどうするか。

それだけです。

それがあなたなんですから。

発達障害を障害じゃないと考えるもう一つの心理

発達障害を障害じゃないと考えるもう一つの心理

今お話したのは、発達障害は障害じゃない、と考えている方は、あまりネガティブに捉えていない人へのメッセージです。

しかし、発達障害は障害じゃない、と答えてくれた方の中には、こんな方もいると思うんです。

「発達障害を障害だと認めたくない」

今、心がドキッとしたあなた、そう、あなたの事です。

これが、今回のアンケートにて、最も課題となる方だと、私は思います。

発達障害を障害だと認めたくないと答えたあなたは、既に障害だと認めていて、なおかつ自信も無くし、最もネガティブな考えを持っているから。

こんな方は、まずやるべき事があるんです。

発達障害の自分を認めよう

発達障害だと認めてしまったら、もうこの先が見えなくなる。

もうダメになってしまう。

こう思うあなたは、まずはこれをやってみましょう。

「自分を認めてあげる」

自分を否定ばかりしても、何もいいことはありません。

あなたは、発達障害だろうと、そうでなかろうと、素晴らしい人間です。

発達障害なんて気にせずに、ありのままの自分を褒めて、認めて、許してあげてください。

自分への愛を大事にしてください。

発達障害で他人から避難された時、自分も自分を傷つけてしまえば、あなたの味方は誰がしてくれるのですか?

いつでも、自分を一番支えられるのは、自分自身ですよ。

あなたは、奇跡のような素晴らしい人なんですから。

自分の考えが自分を作る

例えば、あなたが発達障害を認めたら、自分はダメな方向にいく。

こう考えている方は、ダメに方向にいってしまいます。

それは、ダメになるという考えのもとで動くので、ダメになる行動をとってしまい、その結果がダメになるから。

発達障害を障害なんて思わない、障害なんて関係ない。
これが自分なんだ、もっと良い自分になるんだ。

こう考えている方は、障害なんてものともせず、強くたくましく生きていきます。

その結果として、明るい未来がやってくるんです。

要は、障害を障害と捉えようが、捉えなかろうが、あなたの未来はあなたの考えと行動次第。

今、障害と呼ばれる事に壁を感じているのなら、気にせず前に進んでみてください。

理想の自分になるためには、今何が必要なのか?

何をするべきなのか。

こう考え、行動する事で、発達障害は障害では無くなる、と私は信じています。

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